丸川組様はどのような企業かご紹介ください。
当社は、昭和29年7月に創業し、65年近くの歴史を迎え、静岡県藤枝市にて、民間1:公共9の割合で土木工事に携わっております。
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当社では道路整備や自然災害防止対策、上下水道工事等、県や市発注の工事を請負い、インフラ整備や、暮らしを支えるあらゆる構造物の建設を行っています。とび・土木工事、管工事、舗装工事、造園工事、水道施設工事に於ける長年の知識と経験や、技術力を活かし、地域に貢献できる企業を目指して日々歩んでおります。
SDGsはどのような経緯で知り、どうして取組もうと思いましたか。
SDGsのバッジをつけている方々(主に金融機関)からお話を伺うことが多かったことと、請け負った藤枝市発注の工事がSDGsを盛り込んだ工事にするよう依頼があったことをきっかけに、今後の社会にとって必要になる要素だと思い、実際に宣言をしたりなど、取組みを進めていくことになりました。
丸川組様はエコアクション21認証取得されています。
その部分も含めてSDGsに紐づく事業についてご紹介ください。
インフラの整備を請け負うことはそのままSDGsの11番のゴールに結び付きます。
本業として行っていることがそのままSDGs紐づいていますが、それ以外に環境等に配慮した取組みをしております。
当社ではエコアクション21の認証・登録を取得し、CO2排出量を把握して脱炭素化に取り組むことで、環境面への課題解決に寄与しています。
①ダンプ・重機は省エネ及び排ガス規制適合車を使用しています。
そしてこれらの内容について社内で共有し、車にはステッカーを張るなどして
社員の意識啓発を行っています。
②発電機についても、低騒音・低振動・低燃費のものを使用し周辺環境へ配慮しています。
- ③現場に女性用トイレを設置し、男女共に働きやすい環境を整備し、これらを地域住民のみなさんにも使用していただけるようにしました。
- ④春の交通安全運動の期間中は旗を持って交通安全の呼び掛けを行い、地域社会と協働しています。
- ⑤花と緑あふれる交流空間を創出する「ふじえだ花回廊」づくりを推進しています。藤枝市役所ホームページより、蓮華寺池公園「花カレンダー」の掲示や、かぜのたより~花の見ごろ情報~を時期に応じて掲示します。
取組む中で課題はありましたか。
マンパワーの不足や、目標によってはコストがかかることです。多くの中小企業で問題となっている部分だと思います。
SDGsに取り組むことを企業として表明することで何か変化はありましたか。
現在の当社の行っていることがSDGsのどの目標に繋がっているかを考え、行動するようになりました。また、具体的に表明することで日々の行動や社内の環境・状況などを一度立ち止まって見つめ直すことができました。その結果、工事においても今まで以上に環境に配慮した施工を心がけるようになりました。
今後、2030年に向けてSDGsはさらに多くの企業が取組み、
一丸となって推進していくことになりますが、
丸川組様が目指す未来像を教えてください。
SDGsに取り組むとそれまで検討してこなかったビジネスチャンスに気づくきっかけが生まれ、社会に貢献しているという意識が強くなり、モチベーションを高める効果があります。一方で、当社が単独で取り組んで解決出来るわけではなく、社会全体で取り組まなければ目標を実現することも、先に進んでいくことも出来ません。そのため、当社はインフラ整備の請け負いやその他環境に配慮した施工を通し、今後も持続可能な社会へ貢献し続け、他企業との協働など、さらに積極的な取組みができるよう邁進していきたいと思っております。