㈱Bondsはどのような企業かご紹介ください。

株式会社Bondsは、アプリ開発を中心に、web制作、動画制作、DPTなど広告に関する様々なITを駆使したツール制作を手掛けております。静岡でもSNSが急速に加速していき新たなマーケットが広がる中、Bondsを設立いたしました。インターネットはコンピューター同士を接続するためのものでしたが、lOTはモノをインターネットにつなぐことが出来ます。Bondsは創業以来アプリ開発及びASPとして運営を続けています。

㈱Bondsのサービスについて教えてください。

店舗アプリ事業（ネイティブ・ウェブアプリ対応）、LINEミニアプリ事業、WEBサイト設計・構築、UI・UX/コンサルティング、CI・VI設計/ブランディング、映像撮影、写真撮影、コピーライティング、ロゴデザイン、印刷物デザイン等について事業展開しています。


主な展開事業内容を紹介いたします。

スマホアプリ作成サービス「appring」

LINEミニアプリ作成サービス「appringエール人」
スマートフォンユーザーのほとんどが利用している「LINE」上で利用できる「LINEミニアプリ」はダウンロード不要でライトユーザーに適した便利なアプリです。
Bondsの提供するこの「appringエール人」では店舗オリジナルで「LINEミニアプリ」を作成できます。
LINE上からテーブルオーダー・ポイント・デジタルチップサービス（チップ機能が利用できるサービス)です。

SNSの導入・運用代行
幅広い世代にアプローチするのに必須なSNS。
しかし、始め方がわからない、導入したもののうまく使いこなせない、そんな方が多いのが現状です。
弊社では専任のスタッフがSNSの導入から運用まで代行します。


ＳＤＧｓは１７のゴールがありますが、
主に取組みを行っている内容について教えてください。

地元の静岡県立科学技術高等学校と協力して行っている“かっとば瀬名！！”プロジェクトです。
地元飲食店が新型コロナで経営が厳しくなっていたことをきっかけに、生徒が静岡市葵区瀬名・瀬名川地区の地域活性化のため、店長や地域の声を大きく取り上げ応援するホームページを制作・公開しました。
SDGsゴールは４番「質の高い教育をみんなに」、９番「産業と技術革新の基盤をつくろう」、１１番「住み続けられるまちづくりを」の３ゴールに繋がっています。

プロジェクトを始めるに至った経緯やきっかけなどを教えてください。

静岡県立科学技術高等学校は、IT関連を得意とする生徒が通っています。
学校はホームページ制作といった技術的側面の実践学習、および、生徒自らが課題を設定し、解決に向けて情報を収集・整理・分析し、周囲の人と意見交換・協同を進めていく探求学習に力を入れています。

一方弊社では、自社の得意とするIT関連の資産（技術・知識・設備等）を活かし、静岡のさらなる地域活性化に貢献できないか、また生徒のスキルアップを支援することは出来ないか、と考えていました。
このプロジェクトは、弊社社長山梨が高校にIT講習を持ち掛けたことをきっかけに、生徒が学習・機材等の支援を受けて、自分たちの力で地域活性化について話し合うことからスタートしました。

具体的な内容を教えてください。

科学技術高等学校の１年生～３年生の情報処理研究部の約４０名が「かっとば瀬名！！」のWEBサイトの制作を行います。生徒たち自ら取材の企画を立て、お店を訪問してインタビューや撮影を行い、原稿をグループごとにまとめます。まとめた原稿からWordpressを使ってWEBサイトの構成を組み、作成を行い、リリースします。
これらの活動にはかっとば瀬名！！実行委員会（㈱Bonds）のもと、担当スタッフが科学技術高等学校に出校して、WEBサイトの作り方や、レクチャーを行います。

生徒たちに最も必要なWEBスキルの向上のほか、進学や就職の実績報告に繋がり未来のためになる、そんな企画となっています。

また、取材対象の静岡市葵区瀬名・瀬名川地区は、静岡・清水のベッドタウンとして宅地開発が進み、多くの飲食店が軒を連ねています。生徒の地元でもあり、馴染みの店も多くあります。郊外とは思えないほど多くの飲食店が並び、たくさんの方にその魅力を知っていただきたい地域です。この企画を通して、その魅力を多くの方に知っていただければと思います。

プロジェクトが始まってから何か進展はありましたか。

２０２１年４月１日、”かっとば瀬名！！”のホームページ（http://kattobasena.jp/）が公開されました。多くのメディアの取材を受け、社会貢献活動を紹介するYouTube動画などにも取り上げられました。（http://youtu.be/6G3BiSzB_GA）
２０２２年１０月１日現在８つの飲食店がホームページに掲載されています。ある生徒は「学んだホームページ制作の経験を将来に活かせると思うと嬉しい。後輩にもお店の優しさや取材の喜びを伝え、継続していきたい」と話していました。
今後も新入生を含めた新しいチームで取材を続け、掲載する店舗数を増やしていく予定です。また、飲食店だけでなく、多様な業種の企画参加を呼びかけ、子育て支援に役立つ情報も提供できるようなサイトづくりを地域ぐるみで目指していきます。

プロジェクトのポイントを教えてください。

探求学習の場として中間支援組織が地域と学校を繋げる事例は従来もありましたが、このプロジェクトの最大の特徴は、弊社の資産であるIT技術・知識・機材等を提示し、学校側がこれを活かして、地域も積極的に協力し、地域活性化に取り組んでいることです。
「地元生徒たちの応援が嬉しい、ぜひ取材を！」と瀬名・瀬名川地区の飲食店の皆さんは快く協力してくださいました。そして、コロナ禍で経営が厳しくなっていた地元飲食店に応援の息吹が吹き込まれました。
　

今後、2030年に向けてＳＤＧｓはさらに多くの企業が取組み、
一丸となって推進していくことになりますが、
㈱Bonds様が目指す未来像を教えてください。

　SDGsを意識して取り組むことで、社会貢献・地域振興に繋がる糸口を見つけて、やりがいや活動への指揮が高まりました。何のために活動しているのか、その活動はどんな効果をもたらすのか、グローバルな視点からポジティブなマインドを描くことが出来たと思います。
今後もさらにお役立ち精神に繋がる可能性のある活動を行い、ベンチャー企業の持ち味を生かしたレスポンスの良さ、そして目まぐるしい変化が起こるこの業界でも常にトレンドを意識して、地域のため、世の中のためにお役立ちできる企業を目指していきます。