アストラックス㈱はどのような企業かご紹介ください。
吉田町で冷凍のマグロやカツオを超低温冷蔵庫で保管すると共に、冷凍車輛で沖縄を除く、日本全国に配送をしています。お客様が丹精込めて作り上げた大事な商品を充実した超低温輸送設備と長年の経験で培った豊富なノウハウを駆使し、的確に保管配送するよう努め、お客様の要望に応えております。
アストラックス㈱の強みを教えてください。
アストラックスの物流拠点は、北は北海道から南は鹿児島まで、日本全国各地に広がっています。日本のほぼ中央である静岡県の地の利を活かし、効率よく配送いたします。必要なものを、必要な時に、必要な分量だけ、“少数多便”を可能にしたきめ細やかな物流網で、あらゆるニーズにお答えいたします。
また、魚の町「焼津」の企業ということもあり、超低温冷凍の品質にもこだわっています。魚の中でも特に、マグロやカツオなどの赤身魚は、糖度を維持するのが難しいデリケートな食材です。超低温冷凍で保管・輸送しないと、肉色が黒く変色してしまいます。アストラックスでは、地元の魚のプロたちと試行錯誤を重ね、一時保管する冷凍庫も、輸送するトラックも超低温冷凍にこだわっています。
このようにアストラックスでは、物流はもちろん保管の機能も備えるほか、受注管理を一部EDI化する等、よりスピーディーで確実な受注を可能にしています。
SDGsへの取組みのきっかけを教えてください。
日頃お世話になっている、中部交通共済さんからSDGsに関するご案内を頂きました。
これまでの取組をより高度化させていいくためにSDGsに取り組むことといたしました。
具体的なSDGsのお取組の内容を教えてください。
環境に配慮した活動を実施しています。
①車両を東京都ディーゼル規制対応車を使用し、粒子状物質(PM)や窒素酸化物(NOx)などの大気汚染物質の抑制に努めています。
②使用する冷凍車輛を窒素による冷却から機械式冷凍機に切り換え、液化窒素の使用をゼロにしています。
③集荷シャトル便を利用することで、無駄な運行を減らし、輸送の効率化を図っています。
④超低温冷凍庫をフロンによる冷媒から空気冷媒に切り換えています。
⑤安全運転の励行により、交通事故ゼロを実現しています。
⑥社員が仕事と子育てを両立させることが出来、社員全員が働きやすい環境をつくるため、育児休業取得等啓蒙行動計画を策定しています。
SDGsに取組んで良かったと思うことを教えてください。
17のゴールから何をすべきか把握し具体的に明示したことにより、会社・役員・社員として、個々が何をすべきかが明確化され、それらが最終的にコスト削減となり会社の利益や、対外的な発信、今後の指針など、様々なところに波及していくことがわかりました。宣言書を提示するだけではなく、社員全員のSDGsの理解を深めて目標や統一した行動など、SDGsへの取組を推し進めることで、長時間労働・低賃金というイメージを打破し、業界のイメージアップに繋がっていくことを期待しています。
今後、2030年に向けてSDGsはさらに多くの企業が取組み、一丸となって推進していくことになりますが、アストラックス㈱が目指す未来像を教えてください。
目標をより明確化することはもちろん、定量的目標の設や成果の評価の方法のほか、さらなる高度化にむけた具体的な方針の設定など、秘湯費等の課題へ対応していきたいです。車両に関しては環境にやさしい車両を導入することや、受発注業務のEDIシステムの完備、冷蔵庫庫内の自動倉庫化など、実現させたいことが多くあります。
今後も環境と地域と社員に優しい物流企業を目指し活動を続けていきたいと思います。