SHIZUOKA SDGs Action！2023「株式会社ウェイのSDGs」
しずおか焼津信用金庫では、「ＳＤＧｓ」「脱炭素化」の推進に取り組むお取引先企業様をご紹介しております。
今回は、株式会社ウェイ様のお取組みについてお伺いしました。
今回は、株式会社ウェイ様のお取組みについてお伺いしました。
株式会社ウェイのSDGs・脱炭素化の取組み
・福祉車両の取り扱いによる安心安全・移動する自由の提供
・整備におけるリサイクル部品の積極的活用
・地域社会福祉法人への車両寄付活動
・車両点検・定期点検の実施による不調解決
株式会社ウェイ様はどのような企業かご紹介ください。
私たちは、皆さんや皆さんのご家族の安全・安心を第一に考えた、藤枝市の福祉車両専門店です。誰もが安心して車に乗れるように、会社が創立した平成5年からずっと福祉車両を取り扱い、知識と経験を積んできました。
ありふれたかっこいい車屋さんではなく、親しみやすい、誰でも来やすい車屋さんを目指して、例えば、毎日店員さんが変わるコンビニではなく、駄菓子屋に行けば会えるおばあちゃんのような、なんかホッとする、そんな存在になりたいと思っています。
SDGsへの取組ついて教えてください。
福祉車両の販売、制作を行っています。SDGｓゴール３「すべての人に健康と福祉を」を達成すべく、リフトやスロープの取り付け、補助レバーの設置など、障害を持った方でも安心して乗車いただける車を製造します。
また、車いす移動車や運転支援装置の取り付けによって、障害をお持ちの方の自立支援もサポートしています。
障がいをお持ちの方の自立支援になる機能について詳しく教えてください。
福祉車両にはたくさんの種類がありますが、お身体の状態や利用シーン、利用頻度に合わせて最適な選択をすることが体の不自由な方とご家族にとって重要なポイントになります。
●手動運転装置付き車両
…アクセルを左ペダルや手動式にしたものや、ハンドルに旋回ノブの装着があり、手動のみでの運転が可能になります。
●運転補助装置 左足アクセル付車両
左足でアクセルを操作するための装置です。遮へい板を設置し、誤って右側のアクセルペダルを踏まないようにできています。
その他、片手が不自由な方のためのステアリンググリップや身長が低い人向けにペダルを延長させることも可能です。
どんな障がいを持っているかによって様々な補助機能があるのですね。家族や病院、施設では送迎において使用していると思うのですが、どのような車両があるのでしょうか。
福祉車両には様々な種類があり、ご乗車いただく方の状況や、介助者様の生活スタイルから最適な導入プランをご案内しています。
●車いす移動車 スロープタイプ
車の後ろから、スロープで車いすごと乗り込むタイプです。スロープの傾斜角度が緩やかなほど、車いすが押しやすくなります。折り畳み式と、スライドで引き出すものがあります。車いすからシートへの乗り降りが難しい方や、短距離・短時間の移動が多い方、車両サイズの小さい車をご希望の方におすすめです。
●車いす移動車 リフトタイプ
電動リフトで、車いすごと乗り込むタイプです。電動のリフトを使用するため、介助者に大きな体力的負担がかかりません。介助者が体力に自信のない方や、通学・通院などの送迎に利用される方におすすめです。
●回転・昇降シート車（助手席）
シートが回転するタイプで、乗り降りを楽にします。スライドして車を外へせり出すタイプもあります。ドライバーと同じ目線・広い視界で乗車でき、普通の乗用車として使用が可能です。車いすからの乗り移りに介助がいらない方や、つかまり歩きができる方におすすめです。
●昇降シート車（後席）
助手席昇降シートと同じ機能です。脱着式でそのまま車いすとして使用できるタイプもあります。ドライバー以外の介助者が同乗することが多い場合や、ひざの曲げ伸ばしが難しい方におすすめです。
今後、2030年に向けてＳＤＧｓはさらに多くの企業が取組み、一丸となって推進していくことになりますが、株式会社ウェイ様が目指す未来像を教えてください。
普段の仕事の中で、よりSDGs目標を達成するには何をすれば良いか、が課題でした。ただ、一方でSDGｓは会社が存続していく上でごくごく当たり前の事を実行することに意味があります。地域・社会貢献・環境保護について難しく考えすぎずに取り組むことが必要だと思います。当社では福祉車両を通して持続可能な社会の実現と車のある生活、その先にある喜びを目指し、お客様の目線に立ってひとりひとりに向き合い、納得のいくお車探しをお手伝いしていきます。
