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SHIZUOKA SDGs Action!2023「角丸建設株式会社のSDGs」


しずおか焼津信用金庫では、「SDGs」「脱炭素化」の推進に取り組むお取引先企業様をご紹介しております。

今回は、角丸建設株式会社のお取組みについてお伺いしました。



 

角丸建設株式会社のSDGs・脱炭素化の取組み




・社員全員の心身の健康増進による快適な職場づくり

・入社前インターンシップや職場見学などを始めとする新人研修の徹底
・社員が希望する資格・免許の取得サポート
・ワークライフバランスの推進
・定年後の再雇用・嘱託就業
・外国人採用によるグローバル化




・エコアクション21認証取得

・排出ガス・ごみの削減
・公共事業におけるインフラ整備事業を通じたまちづくりへの貢献
・災害発生時必要な環境整備(BCP活動)
・排出ガス対策型重機機械の使用
・アイドリングストップの実施
・RSPO認証商品の選択







 
角丸建設株式会社様はどのような企業かご紹介ください。

 当社は、事業用物件(事務所・倉庫・工場・病院・学校等)に特化した【建築】、河川・道路・橋梁工事を主とした【土木】、営繕・改修工事を主とした【リノベーション】を行う総合建設会社です。角丸建設は創業43年、現在の藤枝市城南に本社を構えて30年になります。また、2017年7月に東証プレミア市場上場会社の接着剤で有名なコニシ株式会社のグループ会社となりました。コニシ株式会社は国内最大手の接着剤メーカーであると共に、劣化したコンクリート構造物に対する様々な補修・補強工法を開発し保有している会社でもあります。私たちの従来の得意分野に加えて、コニシ株式会社の材料や工法を組み入れることで、社会インフラの補強、改修工事も手掛け、業容拡大中です。



角丸建設株式会社様のSDGsへの取組について教えてください。

 当社は、12年前に「エコアクション21」の認証を取得しました。環境経営理念を『人と街といい関係』として、電力・ガソリン・軽油等の二酸化炭素排出削減、水・産業廃棄物の削減を主な取組とし、その後も施工での環境負荷の削減を図るべく、協力業者の重機、資機材になるべく環境負荷の少ない高性能の物を使って貰うなどの協力も得ています。昨年からは、ICT施工に取組むための必要機材も購入し、土木現場での活用をしています。
 また、地域貢献活動や顧客満足の向上に向けた活動、社内環境の整備など、SDGsに繋がる取り組みも多く行っています。


具体的な事例を教えてください。

●【公共事業における貢献】
建設事業では、公共施設、医療福祉施設、工場、マンション、商業施設、住宅など、様々な建物を施工しています。特に、道路・橋など日々の暮らしにかかわる様々な産業や生活基盤を作るインフラ整備はSDGsゴール9番に直結します。

新岡部みわ保育園建築工事 現場

 

しずおか焼津信用金庫 高洲支店 現場



建設現場で使用している重機は、
CO2を削減し環境に配慮した「排出ガス対策型重機機械」です。また、工事現場で発生したコンクリート、アスファルト等、再利用可能なものは、リサイクル業者へ回収を依頼し、リサイクル率の向上に貢献しています。



その他、藤枝市のノーカーデー運動に参加し、アイドリングストップの実施を行うことや、RSPO認証を受けた商品の使用を積極的に勧めています。


●【社内体制について】

 当社では、全ての社員に成人病検診・健康診断、インフルエンザ接種、ストレスチェック、産業医活用など、社員全員の心身の健康増進による、快適な職場づくりを目指しています。202041日からの改正健康増進法の施行に伴い、敷地内に喫煙室を設置し、受動喫煙のリスクをゼロとしました。
また、災害発生時等にはNTT回線を利用した社員の家族を含め安否確認システムを採用しています。

雇用面においては、入社前のインターンシップ、職場見学を初め、入社後の新人研修を徹底することで、一人一人の資質向上、将来的な人生設計の目標達成における手助けを行います。加えて、社員が希望する資格取得にかかる費用を負担し、ステージごとの資格取得をサポートすることで、人としての資質の向上、スキルアップに繋げています。
さらに、技術と知識を備えた定年後の人材を再雇用することで、後進の技術向上にも努めることはもちろん、外国人雇用により社内のグローバル化を発展させ、多言語対応を可能とすることを筆頭に、新しい発想や技術を生み、さらなるステージへ向上していきます。

 これらの社内体制の構築については、「藤枝市働きやすい職場環境認定事務所」に認定され、藤枝市から認定証が交付されました。




●【地域貢献活動】
 
 万一の災害時に対応すべく、備蓄品・発電機・工具を備えています。建設業は、地震などの大きな災害の時には、すぐに復旧作業を始めなければならないという社会的使命を担っています。全社員が自覚し、今後も人々が安心して住み続けられるまちづくりに貢献していきます。

また、年に二回(夏季・年末)に会社前の歩道等の清掃活動を社員全員で実施するほか、地元のイベント(藤枝花火大会、イルミネーション、朝比奈大龍勢)へ協賛させていただいております。







その他、藤枝市はサッカーのまち藤枝として「蹴球都市宣言」を行っています。角丸建設は、地元の企業としてその宣言に賛同すると共に、Jリーグに加盟する藤枝MYFCをユニフォームスポンサーとして応援して、地域の活性化に貢献します。




また、この藤枝MYFCが障害者就労支援を目的とした事業「福祉支援プロジェクト」をサポーターに紹介した際は、協賛企業として参加しました。
このプロジェクトは、藤枝MYFCが就労継続支援事業所の利用者にスタジアムの設営や清掃などの作業を託し、社会参加を支援する取組みです。障害者の社会参加の促進に向けて、当社も引き続き支援して参ります。




今後、2030年に向けてSDGsはさらに多くの企業が取組み、一丸となって推進していくことになりますが、角丸建設株式会社様が目指す未来像を教えてください。

SDGsという概念が浸透してきている中で、自分たちの日々の仕事がSDGsに直結したものであるという認識が強くなっており、自身の仕事により強い誇りと責任を持つようになってきています。
事業用物件の建築施工に携わる企業として、発注者の理解の下、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化の推進等を図っていければ、より持続可能な社会への貢献度も高くなると考えます。今後も、環境経営はもちろん、SDGsへの意識を更に高め、環境負荷の少ない施工、地域の皆様との協力や融合を図り、社会の一員としての責務を果たして、地域の発展のため様々な活動に取り組んで参ります。





 
企業基本情報

会社名 角丸建設株式会社

代表取締役社長 北澤英宏
所在地 426-0021 静岡県藤枝市城南2丁目7番地の3
ホー-ムページ https://www.kakmaru.com
電話番号 054-641-0116