静岡県立大学と「学・民・金」連携の SDGs学生インタビュー企画2023
静岡県立大学と新たに連携し、SDGsに先進的に取り組む当金庫取引先企業様と共に「学・民・金」連携の「SDGs学生インタビュー」企画を実施しました。
新型コロナウイルスの影響により希薄となってしまった企業と学生の交流機会を、SDGsをキーワードとして新たな交流の場を創出することにより、静岡のさらなるSDGs推進を目指します。
令和5年度 学生インタビュー企画概要
本企画では、静岡県立大学生が地元企業に対して“企業のSDGsに関する取り組み等 ”についてインタビューを行いました。その後、学生はインタビューの内容をまとめ、オンライン報告会およびリーフレットを作成し、静岡でSDGsに先進的に取り組む企業を紹介していきます!
令和5年度は、静岡県立大学生(約70名)が地元企業14社に対して、インタビュー(オンライン含む)を行いました。
日程 |
内容 |
令和5年12月5日 |
全体インタビュー(静岡市企画課・富士市企画課)
模擬演習も兼ねて授業内でインタビューを実施 |
令和5年12月中 |
個別インタビュー(参加企業14社)
学生が14グループ(1グループ約5人)に分かれ、各企業へインタビューを対面形式で実施 |
令和6年1月23・30・3月6日 |
オンライン報告会(3日間)、ポスター作成 |
【本企画のポイント】
・対象を大学1~2年生中心とすることで、就職活動前に地元中小企業への就職を考える”きっかけ”に
・本企画の交流を”きっかけ”とし、本企画後も企業と学生の交流が続くような仕組みづくり
・企業のSDGsの再認識の”きっかけ”に
全体インタビュー(静岡市企画課・富士市企画課)
地元企業の活動を知る前に、地域自治体がどのようなことに取り組んでいるかを学ぶ機会として、令和5年12月5日(火)に授業内で模擬インタビューを実施しました。
静岡市企画課・富士市企画課にご参加いただき、学生たちは事前にホームページ等から得た情報を基に、担当者へ質問を行いました。
各企業インタビュー(14社)
インタビューした内容をもとに、各学生チームが企業のSDGsの取組みをリーフレット形式にまとめました。
【インタビュー先企業14社】(50音順・敬称略)
㈱あいネットサービス、㈱イーシーセンター、㈱ウィンウィン(ピーターパン)、興津貨物自動車運輸㈱、
静和エンバイロンメント㈱、スマートブルー㈱、ナガハシ印刷㈱、㈱日興美術、㈱hugcoffee company、
㈱濵村屋、富士コミュニティエフエム放送㈱、㈱ままよろ、丸徳商事㈲、㈱マルヤス青果(おりじなる・すまいる)
ナガハシ印刷株式会社
株式会社あいネットサービス
スマートブルー株式会社
株式会社イーシーセンター
丸徳商事有限会社
株式会社濵村屋
静和エンバイロメント株式会社
日興美術株式会社
株式会社ウィンウィン
富士コミュニティエフエム放送株式会社
株式会社ままよろ
興津貨物自動車運輸株式会社
おりじなる・すまいる(株式会社マルヤス青果)
株式会社hugcoffee company
参加学生の感想
自分は小さい頃からラジオが好きで聞いていたけれど、コミュニティFM放送という、よりローカルな放送局になると地元の人の悩みを直に聞き、「それに対して行動する」ということができることに驚きました。ラジオ放送は情報を伝えるだけではなく、地域に寄り添うために、地域を第一に考えて、地域全体に目を向けてさまざまな企画を行っているということが初めて気がついたフィールドワークでした。(10チーム学生)
ままよろさんにインタビューをしたことで、社会にはこんなに熱い思いを持って会社経営に取り組んでいる方がいるのだということを知れたのが、一番成長できた点だと思う。自分の経験から会社を立ち上げるという貴重な話を聞いて、自分の世界が少し広がった気がした(11チーム学生)
実際に赴いてインタビューをするという経験ができたのは初めてで、経験としてとても大きかった(12チーム学生)
調査での社長や社員さんのお話に影響を受け、日頃の生活の中でも「とりあえず迷ったらわからなくても実践してみる。」という考えを持っていられるようになった。実際に様々な活動をし、自然と社会貢献に繋がっているような素敵な企業の方々のお話を聞けただけで自分の意識も変化したため、これだけでも大きく成長できたと考えている。(チーム5学生)
緊張で一つも質問できないと思っていたが実際インタビューに行くと相手の話を掘り下げることに楽しみを感じインタビューの本質を学べたような気がした。このような点から非常に成長できたと感じる。(チーム14学生)
当たり前だと思っていたり、答えが想像できていたから質問しなくてもいいやと思っていたが、実際に聞いていると思いもよらなかった事件や、最終的な結果は同じでもそこにたどり着くまでの過程でのことに多くの学びがあった。(チーム2学生)
フィールドワークという経験を通して、実際に企業の方にアポイントメントからインタビュー、お礼メールなど全てを自分たちで行うことで、社会経験という部分でも成長したと感じました。(チーム1学生)
相手の言葉をよく聞き、知識を深めるチャンスがないか、他の質問につながる発言がないかを常に考え、詳しい情報をえながらも自然にスムーズにインタビューを進められるようにした。(8チーム学生)
インターネットなどの人対人でない媒体では得ることができない、その人の表情や動作声のトーンで伝わる熱量など、意外とスルーしてしまっていることからも情報は得られることを学んだ(3チーム学生)
これまで何か調べる時にはインターネットの情報で全て理解出来ていると感じていたが、実際に当事者の方にお話を聞くと、表に出ている結果に至るまでの細かいエピソードや思いを知ることができ、初めに調べていた時には想像できなかった情報を多く得たことで結果に対する印象が大きく異なる場面があった。また、相手を深く知ることの楽しさを覚え、フィールドワークを楽しむことができたと感じている(13チーム学生)
企業訪問の前には、社会人としての目上の人の前での礼儀について自分で調べ、企業を訪問させていただいたときに実践することができた。(8チーム学生)